複合関係詞って、何が「複合」なんだろ？
Hello everyone！
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です！！
今回は「複合関係詞」について
いろいろ実験していこうと思います。
複合関係詞って、たしか関係詞に ever が付いたものだっけ？
ザックリいうとそんな感じです。
複合関係詞は関係詞と同様に
代名詞・副詞・形容詞がありますが、
今回は複合関係代名詞にスポットを当てて
見ていきたいと思います。
TOEIC でも出題されたり文章に登場することがありますので、
しっかりとおさえておきたいところですね。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
- 「複合関係代名詞」とは何か
- 複合関係代名詞の文の要素（関係代名詞との違い）
是非とも最後までご覧くださいね！
それでは始めていきましょう！
Now let’s start!
複合関係代名詞
それでは早速、複合関係代名詞について見ていきましょう。
複合関係代名詞は、
関係代名詞の後ろに ever が付いたもの
と思って差し支えありません。
ただし、whose や that は複合関係代名詞になりません。
要するに whosever や thatever はないという事です。
という事は、複合関係代名詞になるのは「whatever・whichever・whoever」ってこと？
そうですね！
先行詞が人で目的格の whomever というものもありますが、
最近ではその形にはせず whoever で代用するのが普通です。
複合関係代名詞の文の役割
次に、複合関係代名詞における文の役割を見ていきましょう。
複合関係代名詞になると、
関係代名詞の性質にある「形容詞のカタマリ」ではなくなります。
つまり、
「名詞のカタマリ（名詞節）」か
「副詞のカタマリ（副詞節）」になります。
えっ！？ そうなの！？
関係代名詞と同じ感覚で見てしまうと
このあたりを混同してしまうので注意しましょう。
では、「名詞のカタマリ」と「副詞のカタマリ」で
それぞれどんな意味になるのか見ていきたいと思います。
名詞節
複合関係代名詞の名詞節は、
「～するのは ○○ でも」 といった
共通の意味があります。
どんな人、どんなものでも問わない
いわゆる「不定的」な意味を持ちます。
「名詞節」だから、主語・目的語・補語のどれかになるんだよね！
そうですね！
このブログでは幾度となく記述しておりますが、
文の構造を把握するための基本かつ大事なところですので
しっかりと頭に入れておきたいところです。
ただ、複合関係代名詞が補語になるケースは
あまり見られない印象です。
また、次のように
「any ～」で書き換えることもできます。
- whoever = anyone who
- whatever = anything that
- whichever = any ○○ that
例文を見てみましょう。
★主語
Whoever is interested in web marketing is encouraged to take this course.
[= Anyone who is interested in web marketing is encouraged to take this course. ]
(ウェブマーケティングに興味のある方は、このコースを受けることが推奨されている)
★目的語
You can choose whichever you like .
[= You can choose any ○○ that you like.]
(あなたが好きなものならどれでも選ぶことができます。)
よく見ると、複合関係代名詞が先行詞を含んでいますね。
そして、複合関係代名詞を含む文の中身も
主語もしくは目的語が欠けているパターンがほとんどです。
こういった点においては
関係代名詞 what と同じような印象を受けます。
関係代名詞 what の詳細につきましては、
先行詞を含む？ 関係代名詞 what について総整理
の記事で詳しく記述いたしましたので
あわせてご覧ください。
副詞節
次に、複合関係代名詞の副詞節を見ていきましょう。
こちらは、「○○ が ～ しても」といった
譲歩の意味があります。
「どんなことがあっても」とか「何を言われようとも」みたいな感じ？
そんな感じですね！
副詞節も名詞節と同じような感覚で
「no matter ～」で書き換えられます。
- whoever = no matter who
- whatever = no matter what
- whichever = no matter which
副詞節になっても、複合関係代名詞の中身は名詞節と同様に
主語や目的語がが欠けているパターンがあります。
例文を見てみましょう。
★主語が欠けているパターン
Whatever happens, I will finish the job.
[= No matter what happens, I will finish the job. ]
I will finish the job whatever happens.
[= I will finish the job no matter what happens. ]
(何が起ころうとも、私はその仕事を終わらせる)
★目的語が欠けているパターン
Whichever you choose, it doesn’t make much difference.
[= No matter which you choose, it doesn’t make much difference.]
It doesn’t make much difference whichever you choose.
[= It doesn’t make much difference no matter which you choose.]
(どれを選んでも、それほど違いはありません。)
以上をまとめると、次の表のようになります。
| 単語 | 名詞節（不定） | 副詞節（譲歩） |
| whatever | ～するのは何でも (= anything that) |
何が ～しても (= no matter what) |
| whoever | ～するのは誰でも (= anyone who) |
誰が ～しても (= no matter who) |
| whichever | ～ するのはどれでも (= any ～ that ) |
どれが ～でも (= no matter which) |
おわりに
今回は「複合関係代名詞」について
見ていきました。
関係代名詞と名称がそっくりなので
その類似点から同じものであると考えそうなのですが
実は違うところが結構あるので、
関係代名詞とはしっかりと区別しておきたいところです。
TOEIC でも出題されたり文章によく出ますので、
しっかりとおさえておきましょうね！
「勉強になった！」
「役に立った！」
「疑問が解決してスッキリした！」 …etc
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それでは、今回はここまで！
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