off にスポットを当ててみた 【英字新聞解釈ファイル 1】

前置詞

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph(デルフ) です!!

最近、英字新聞を始めてみましたが
なかなか歯ごたえがありますね。

時間がかかることがありますが、
リーディングを鍛えるのにはいいかと思います。


「あわせて読みたい」の記事に書きましたように、

英字新聞解釈ファイル(仮)と称したものを
ここを書いてみることにしました。


今回は、その初回ということで
未だ試行錯誤の段階でありますが

なるべく深い学びになれるような
記事にしたいと思いますので
よろしくお願いします。

それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!

今回の英字新聞解釈


初回ということで
今回の英字新聞解釈はかなり短めにしています。

Hashima is a tiny island 2km off Nagasaki Prefecture, …

JAPAN TODAY | Japan’s isle of modern ruin: Past and future of Gunkanjima

訳: 端島は、長崎県から 2 km 離れた小さい島である。

この後も文章が少し進みますが、
今回は関係ないので割愛しています。

セータ君
セータ君

基本的な文法から出来てる文章だからそんなに難しくないと思うけど、どのあたりが気になったの?



今回は、 off について
スポットを当ててみたいと思います。

10 % off や スイッチのオフ等
日本でも聞きなじみがあるとは思いますが、

それは、 off がもつ
ほんの一部分の意味に過ぎません。

off のみならず、こういった基本単語には
実に多種多様の意味を持つので
丸暗記では到底太刀打ちできません。


セータ君
セータ君

そうなんだ…。じゃあ、どうすればいいの…?


そんなときは、
その単語の持つ基本イメージの理解
とても役に立ちます。

基本イメージとはどういうものなのかは
これから少しずつ説明していくので、
だんだん慣れていきましょう!

off の基本イメージは?

off の基本イメージは、
「くっついていたものが(短い期間で)分離する」です。

まずは、これだけでも抑えておいてください。

もちろん、これだけでは分からないと思うので
順を追って説明していきます。

動きと状態に分ける

最初は、この基本イメージを
動きの観点状態の観点に分けてみましょう。

セータ君
セータ君

動きの観点と状態の観点?


こういうイメージは、
パラパラ漫画を思い浮かべると
分かりやすくなると思います。

off が持つ「くっついていたものが分離する」
というイメージを思い描きながら

パラパラ漫画の要領で、想像で
パラパラとめくってみてください。

セータ君
セータ君

うーん…。なんか、「離す、離れる、離れていく」っていうのが思い浮かんだよ?


そうですね!
これが off の持つ動きの観点です!
その感じを忘れないようにしてくださいね!

この調子で
状態の観点も見ていきましょう!

状態の観点は、パラパラ漫画でいうところの
最後の一枚の方を思い浮かべてください。

となると、この off の状態は
「離れた、離れている」
みたいな感じになりそうですね!


まとめると、以下のようになります。

off のイメージ 「くっついていたものが(短い期間で)分離する」

動き : 「離す、離れる、離れていく」
状態 : 「離れた、離れている」

ここまで落とし込めば、
off が楽に理解できるようになります。

それでは、ここから色々派生させていきましょう。

off の動き

まずは、動きの側面からです。

セータ君
セータ君

たしか、「離す、離れる、離れていく」なんだよね? 何を離したり、何が離れたりするの?


おおっと!!
いますごく重要なことを聞いてくれました!!



この、「何が」「何を」というのが大事で
「離す、離れる、離れていく」ものが何になるかによって、
この off が派生してきます。

これは物理的なものだけに限らず、
空間時間、さらには抽象的なものなどにも
使われます。

本当はすべて紹介してみたいのですが、
この記事は英字新聞解釈ファイルなので
割愛いたします。

セータ君
セータ君

その辺りは off 特集 で別記事に書きますので、どうぞご期待くださいっ!


というわけで、その全てのうちの
二つほど紹介していきます。

場所

まずは、一番分かりやすそうな
「場所」から見ていきましょう。

ある場所から離れる、離れていく
といったところでしょうか。

ここから連想していきます。

ある場所から離れて進むのであれば
「出発」のニュアンスが出てきます

I’m off to the book store. (本屋へ行ってきます)
The train moved off. (電車が動き出した)



去るという意味である場所から離れるのであれば
「退去」というニュアンスになります。

You should go off right now. (君は今すぐ立ち去った方がいい)


派生するとはいえ、
off の持つ「くっついていたものが分離する」
ということには変わらないですね!

抽象的な概念における off の動き

今度は抽象的な概念でトライしてみましょう!

概念は色々ありますが、
「正常な状態」を例にとってみましょう。

「正常な状態」から off する

正常な状態から off する、
つまり離れるということは
正常じゃない状態になるということですね!

悪化したり、食べ物が腐ったりするときも
この off が使えたりします。

This apple has gone off . (このリンゴは腐ってしまった)

off の状態

今度は、 off の 状態について見ていきましょう。
ここでも簡単に紹介していきます。

ここでの off は
「離れた」「離れている」状態
と捉えるといいかと思います。

どういった感じで off が使われているのか
早速見ていきましょう!

場所

場所が off の状態であるということは、
その場所から「離れている」状態
と見ることができそうです。

よって、場所が離れたところにある
というニュアンスが off にあります。

The shopping mall is 500 meters off . (ショッピングモールは 500 m 先にある)


今回の英字新聞解釈ファイルの off は
この意味のニュアンスになります

抽象的な概念における off の状態

off の状態は、抽象な概念でも
使うことができます。

ここでは「基準」を例にして
見てみましょう!

「基準」から off している状態

基準から off している状態というのは、
基準から離れているということができそうです。

そうすると、「ずれている」「外れている」
といった感じになりそうですよね!

It’s off the point. (それは的を得ていない)
Something is off.(なんか違和感がある)


こんな感じで off の基本イメージを理解すれば、
かなり楽に off が分かるようになるのではないでしょうか?

是非とも基本イメージを取り入れて、
基本的な単語にある多種多様な意味を
しっかり掴んでくださいね!

「動き」と「状態」を分けた理由


セータ君
セータ君

そういえば気になったんだけど、 off でイメージも同じなのに 「動き」 と「状態」に分けたのはどうして?

そうですね。

その理由につきましては、
自分の体験談を交えてお伝えします。

せっかくなので、今回の off を使って
説明しましょう。

ここでは、場所における off に
絞っていきます。

場所における off の動きと状態をまとめると
以下のようになります

場所における off のイメージ

動き : 「離す、離れる、離れていく」
 出発退去

状態 : 「離れた、離れている」
 位置


予め分けているので整理が付きますが、
もしこれを分けずに、

出発、退去、位置…のようにしてしまうと

関係がなさそうで、
全くの別物に見えてしまいそうです。

もちろん場所だけではないので、
分けずにバッと off のニュアンスを並べただけになると
こんな感じになります

出発、退去、中止、非番、逸脱、切断、断絶、強調…


セータ君
セータ君

うわぁ~…。こんなにあるの? 全然関係なさそうだし、丸暗記するしかないのかな…。


…というオチになってしまいます。

そういうわけで、
「動き」と「状態」に分けた理由としては

こういった多種多様のニュアンスを
大きなカテゴリーで仕分けると
イメージの理解がグンと深まる

というのが一つです。


イメージだけでは不十分!?


基本イメージの理解を始めてからは整理が楽になり
丸暗記による負担が確かに減りました

それでも「あれ???」と思うところがあったのです。


英字新聞で紹介した
Hashima is a tiny island 2km off Nagasaki Prefecture,
を例にとってみると、

セータ君
セータ君

あれ? off って「分離」のイメージなんだよね…?「分離」してるから、なんか動いているイメージなんだけど、なんかそんな感じで使われてないなぁ…。

といった感じに悩んでいました。

「分離」という言葉だけを見ると、
ブチッと離れた感じがするので
何か動きがあるのではないかと思っていました。


…そうなんです。
この時は、「動き」という側面しか見れておらず
「状態」の方を見落としていた
のです。

そういうわけもあって、
自分はイメージに加えて、そのイメージの
「動き」と「状態」で仕分けると整理しやすい

という結論に至りました。

おわりに

というわけで、
英字新聞解釈ファイルと称した
今回の記事はいかがでしたでしょうか?

英字新聞にあった英文から
ちょっと気になることを深堀りすると
ざっとこんな感じなります。

そして今回は、off にスポットを当てて
いろいろ深堀りしてみました。

off に関することは
特集として別記事にて書く予定ですので
どうぞお楽しみに!

というわけで、今回はここまで
また次回お会いしましょう!!

See you next time !
Bye-bye!

コメント

タイトルとURLをコピーしました