まとめて覚えよう! 独立分詞構文を総整理

分詞

独立分詞構文って慣用表現が多いよね!

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「分詞構文」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。


前回と前々回では分詞構文の作り方を見ていきましたね。

もし、まだ見ていなければ
気軽に接続? 分詞構文の基本を総整理
見た目が複雑? 分詞構文の応用を総整理
をご覧ください。



そして今回は、独立分詞構文を
見ていきたいと思います。


この独立分詞構文は慣用表現として紹介されることが多く
TOEIC にも登場していますので
ここでしっかりとおさえておきましょうね!

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。

  • 「独立分詞構文」の正体(分詞構文との違い)
  • 独立分詞構文の慣用表現


是非とも最後までご覧くださいね!



それでは早速始めていきましょう!
Now let’s start!

分詞構文の作り方のおさらい

独立分詞構文に入る前に、
分詞構文の作り方を簡単におさらいしていきましょう!

すぐに本題のところへ入りたい方は
下のボタンから飛ぶことができます



分詞構文は、分詞(現在分詞・過去分詞)を
副詞・・」として使う英文法でしたね。

そして、この分詞構文はフォーマルな表現で
新聞やニュース等の知的な場面でよく登場する


という事も触れていきました。

分詞構文の作り方は基本的に
以下の 3 ステップで出来上がります。

  1. 接続詞を消す
  2. 主語が一致していれば従属節の主語を消す(一致しない場合は残す)
  3. 従属節の動詞を現在分詞に変える(being は省略可)


また、意味は以下の 5 つになります

  1. 時 : 「~するとき (when)」
  2. 理由 : 「~なので (because / since / as)」
  3. 付帯状況 : 「~しながら、~して (as)」
  4. 譲歩 : 「~だけれども(although)」
  5. 条件 : 「もし~なら (if)」


分詞構文は、接続詞を使わず分詞で文を気軽につなぐものなので
接続詞が使われていません。

そうすると、どのような意味になるのかは
文脈で判断しないといけないということも
触れていきました。


以上が簡単なおさらいですが、
思い出してきましたでしょうか?

セータ君
セータ君

だんだん思い出してきたよ!


それでは、これを踏まえて
独立分詞構文の方へ移りたいと思います。

分詞構文と何が違うのか?


分詞構文と独立分詞構文の間には
一体何の違いがあるのでしょうか?

あえて書きませんでしたが、
実は前回やっていたことなんです。

セータ君
セータ君

え?そうなの?



分詞構文で「意味上の主語」について
触れたと思いますが、

この「意味上の主語」がある分詞構文のことを
独立分詞構文と言います。

セータ君
セータ君

たしか、「主語が一致しない場合」に主語を消さずに残った分詞構文だけど、それを独立分詞構文っていうんだ!



そうですね!

独立分詞構文は、接続詞や
場合によっては being が省略されるので
文が成立していなさそうに見えるのが特徴的です。

The rain beginning to fall, I stayed home for a while.

The book written in plain English, I can read easily.


もしそんな文に出会ったら、
いろんな語が省略されている
分詞構文の可能性を探ってみてください。

独立分詞構文なのに主語が省略されるケース


セータ君
セータ君

そういえば思ったんだけど、主語が違ってしまえばもう省略は出ないの?


原則的にはそうなのですが、
意味上の主語が we, you, one 等のように
「一般の人々」として使われている場合

主語が異なっていても省略されることがあります

区別がつかなそうに見えますが、
これらは慣用表現である場合がほとんどです。

独立分詞構文の慣用表現


それでは、独立分詞構文の慣用表現にはどのようなものがあるか
代表的なものをいくつか挙げてみようと思います。

単語 意味
weather permitting 天気が許す限り
all things considered すべてのことを考慮すると
judging from ~ から判断すると
frankly speaking 率直に言うと
strictly speaking 厳密に言うと
speaking[talking] of ~ といえば
given (the fact that)
considering
~を考慮すると
taking A into consideration A を考慮すると
providing[provided] that  もし ~ なら

 

慣用表現ではありますが、
若干の理屈をつけられるものがありますので
いくつかピックアップしていきたいと思います。

all things considered

「すべてのことを考慮すると」という意味の慣用表現です。

SV が揃っているので、文が出来ているように見えますね。

しかしながら、これをそのまま日本語に訳すと
「すべてのことが熟考した」とおかしな日本語になってしまいます。

セータ君
セータ君

この considered は動詞としては使っていないみたいだね。


そこで、もう一つの可能性である過去分詞を考えてみます。

名詞と独立して過去分詞がポツンとある場合、
being が省略された受動態の形になっている可能性が高い
です。

セータ君
セータ君

そういえば、分詞構文で従属節の動詞が being になる場合は省略できるんだったよね!


そのとおりです!
その being を補ってみると、

all things being considered
となり、きちんとした独立分詞構文が見えてきましたね!

providing [provided] that

「もし~なら」という意味の慣用表現です。

provide は「~を提供する」という意味なので、
「(that 節以下の条件)を提供するなら」という感じになるでしょうか。

セータ君
セータ君

現在分詞でも過去分詞でも同じ意味になるのって、ちょっと不思議な感じがするなぁ~。

そうですね!

providing の方は
If[When] we provide that ~

provided の方は
If[When] it is provided that ~

という文が分詞構文になったものではないでしょうか。

セータ君
セータ君

provided なら分詞構文にするとき it が残りそうなんだけど、これも省略されちゃってるのはどうして?



この現象は独立分詞構文の慣用表現でよく見かけるのですが、

先ほど挙げた一般の人以外でも
主語が異なるのに従属節の主語が省略されることがあります。


懸垂分詞構文というものらしいのですが、
もし難しければそういうものがあるんだなぐらいでも問題ありません。

おわりに

今回は「独立分詞構文」を見ていきました。

文が成立していないように見えるので、
すごくトリッキーな文法と言えると思います。

慣用表現が多いので、覚えるのが大変かもしれませんが
いずれも TOEIC でよく見かけたり出題されたりするものです。

繰り返し練習をして、
すぐ分詞構文と見抜けるようになってくださいね!

また、前回や前々回の分詞構文シリーズを復習したい方は
すぐ下の「あわせて読みたい」をチェックしてください。



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それでは、今回はここまで!
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セータ君
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