【レビュー】でる 1000 の後継本? 金の文法をやってみた

書籍

TOEIC 特急シリーズの最新作「金の文法」をやってみたよ!

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は参考書のレビュー
少し書いてみようかと思います。

セータ君
セータ君

どんな参考書を紹介するの?



今回は、特急シリーズからつい最近発売された

TOEIC L&R TEST 出る問特急「金の文法」

です!


この「金の文法」について、自分の感想を交えながら
色々書いていこうと思います。

・ TOEIC を始めたばかりでどの参考書を買えばいいのかわからない
・ 金の文法がどんな参考書なのか気になる
・ 金の文法が自分に合っているのかどうかわからない

という方には必見です!


是非とも最後まで記事をご覧になって
ご購入の際の参考にしてみてくださいね!

セータ君
セータ君

結論から見たい方は、目次の「オススメする方、オススメしない方」をクリック!


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

「金の文法」の基本情報

というわけで、早速「金の文法」を購入しました!


特急シリーズを買っている方なら分かると思いますが、
文庫本に近いコンパクトなサイズです。

持ち運びにとても便利なので、
電車やバスの移動時間を活かしてスキマ時間に
勉強できそうですね!

セータ君
セータ君

実際の文庫本より、少しだけ縦に大きいくらいのサイズが特急シリーズの特徴だよ!


そんな「金の文法」の基本情報は
以下のようになります。

発売日2022/02/28
価格979 円 (890円 + 税)
ページ数 336 ページ
著者TEX 加藤
対策 PartPart 5 (文法問題)
敬称略


著者の TEX 加藤さんといえば、生粋の「TOEIC オタク」で
(自身のブログのタイトルでも、きちんと「オタク」と明記されています…!)

TOEIC の特急シリーズでは「超」がつくほど有名なお方です!

その他にも、大人気の単語特急シリーズ
「金のフレーズ」や「銀のフレーズ」「金のセンテンス」
の著者でもあります。

セータ君
セータ君

どれも聞いたことがある特急シリーズだよ! TOEIC に精通している、そんなすごい方の特急シリーズ最新作なんだね!

内容と構成

TOEIC の文法の参考書はいろいろとやっていたので
実際に知っていることが多かったですが、

TOEIC の頻出文法をひと通り確認したいと思い、
自分も実際に購入して一通りやってみました。

セータ君
セータ君

やってみてどうだった?


まず、一言で簡単に言えば
「でる 1000」 をコンパクトなサイズにギュッとまとめた感じ
という印象を受けました。

セータ君
セータ君

でる 1000 って何?


「でる 1000」というのは、

「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」のことで、
著者は同じくTEX加藤さんです。

同じ著者の方だからかは分かりかねますが、
「金の文法」はその「でる 1000」を彷彿とさせる
構成になっています。


一応「でる 1000」 も分からないという方のために
それも兼ねて、「金の文法」の構成を見ていきたいと思います。

構成

「金の文法」の章構成は以下のようになっています。

品詞問題
動詞問題
「前置詞 or 接続詞」問題
代名詞問題
前置詞問題
関係詞問題
その他の問題


TOEIC の実践問題のようなバラバラな構成ではなく、
文法ごとに体系的にまとめられているのが特徴です


解き方の基本が最初に書かれていて、その次に
問題が用意されています。

「金の文法」の場合、必修問題と実践問題があり、
全部の章の問題は合わせて 160 問あります。

ちなみに、代名詞・前置詞・その他の章には
実践問題はありません。

セータ君
セータ君

160 問って結構少なくない?


確かに 160 問は少なく感じるかもしれませんが、
その分テンポよく進めることが出来ます。

それほど時間がかかることなく、
すべて の
TOEIC の文法頻出事項のポイントを押さえながら
チェックすることが出来ます


また、本書には「金のルール」というものがあって、

著者が Part 5 の文法問題を解くうえで
是非とも知ってほしい原則が書かれています。

セータ君
セータ君

そんなルールがあるんだ! じゃあこれさえ覚えれば大丈夫なのかな?


確かに、このルールを覚えておけば
正答率は格段に上がるかもしれませんが、

これはあくまで「問題を解くときの基本的な考え方」で
100 % 正解するという保証はない
ということを

著者の方も注意書きとして、本書で書き示していました。

セータ君
セータ君

このルールを覚えたうえで、問題に応じて柔軟に対応できるようにしないといけないんだね!



構成はだいたいこんな感じですね。


ではここから、実際にやってみた感想を
書いていこうと思います。

やってみた感想

「でる 1000」をやったことがある方なら分かると思いますが、
解き方や演習問題の解説がとても丁寧で詳しいです。

解説においては正解だけでなく
不正解の理由もしっかりと書かれている
のも
とてもポイントが高いですね!


セータ君
セータ君

根拠までしっかり理解できれば、もっと自信をもって選べるようになれるね!



また本書は、語彙問題として出題された
TOEIC の重要単語が組み込まれているので、
文法問題を解きつつ重要単語をチェックできるのも
流石といったところでしょうか。

「でる 1000」は 2500 円前後と
多少値段が張ってしまうことに比べると、


持ち運びが便利なコンパクトサイズなのに
「でる 1000」の詳しさと丁寧さが、
そのまま「金の文法」の中に入っていて
なおかつ価格も 1000 円弱と割と安め。



ということを考えるとコスパはとてもいいと思いますよ!

気を付けたいこと

そんな、お手軽な値段で買えて
コンパクトで質の良い「金の文法」ですが、

少し気を付けたいと感じることがありますので
それも書いていこうと思います。

セータ君
セータ君

気を付けること?


確かにコンパクトにまとまった無駄のない構成ですが、
それゆえに 良くも悪くも「最低限」といった感じです。


いくら良書とはいえ、
基本レベルの文法は分かっている前提・・・・・・・・で書かれています

セータ君
セータ君

ということは、その基本レベルが分からないと本書の理解は難しいの?


そうですね。

基本文法はある程度理解できるぐらいのレベルならば
大丈夫かと思いますが、

それ以前に、基礎知識や理解があまりなく
基本がガタついている方にはかなり難しいかもしれません。

5 文型や品詞の役割、時制はしっかり理解できているでしょうか?

受動態、準動詞(不定詞・動名詞・分詞)、
接続詞と前置詞、関係詞、仮定法…

等といった

文法用語やそれぞれの作り方は大丈夫でしょうか?

もし分からない場合は
中学高校の文法書からやり直す必要がありますので
そこからスタートしてください。

また、問題のほとんどが
基本 ~ 標準 レベルで構成されている
ので

逆に、TOEIC に熟知している方にとっては
物足りない
かもしれません。

どんな問題が出るのかひと通り確認したい
という目的であれば購入はアリかもしれませんが、

もっと難しい問題を解きたいと考えている場合は
別の参考書の購入を検討した方がいいかもしれませんね。

オススメする方、オススメしない方

ここまで「金の文法」について
色々と紹介しましたが、

これを踏まえまして

オススメする方、オススメしない方
はどんな方なのか

まとめてみようと思います。

オススメする方

オススメする方は以下の通りです

・ TOEIC の文法対策参考書を 1 冊も買ったことがない
・ TOEIC の文法問題にはどんなものがあるのか知りたい
・ Part 5 の文法問題を「感覚」で解いてしまっている
・ Part 5 の正答率を上げたい
・ Part 5 の文法問題をひと通り確認したい
・ 「でる 1000」の問題が多すぎて途中で挫折してしまった


TOEIC を初めて受ける方、それほど経験がない入門者には
最初の 1 冊目としてピッタリ
の TOEIC 文法対策参考書だと思います。

ただし、基本文法はひと通りおさえてあって
ある程度理解できるという方でなければ、
「金の文法」の効果は発揮できないと思います。

セータ君
セータ君

たしか、基本が分かっている前提で書かれているんだよね?


そうですね。

もし、本書を読んで難しいと感じたら
中学高校の基本英語に戻ってしっかりと
基本を固めるところからスタートしてください。


また、「でる 1000」の問題数が多すぎて
途中で挫折してしまった方にもオススメです。

「でる 1000」 の特長は 収録問題数が 1049 問
という圧倒的な問題数ですが、

あまりに多すぎて途中で挫折してしまった方は
割といるのではないでしょうか?

「金の文法」であれば 160 問と少なめの問題数で
テンポよく進められて、

「でる 1000」と同等の重要ポイントを
比較的短い期間で全て抑えることが出来ます。

ですので、「でる1000」で挫折してしまった方には
「金の文法」から始めるのも一つの手だと思います。

オススメしない方

逆に、オススメしない方は
次のようになります。

・ 文法の基礎知識が著しく不足している
・ TOEICの問題を熟知していてもっと難しい問題を解きたい
・ 「でる 1000」で ある程度~ほとんどすべて 頭に入っている


繰り返しになってしまいますが、
本書は基本文法が分かっている前提で書かれています。

本書の内容が理解できない場合、
基本知識が著しく不足している可能性があります。

その時は、中学高校の基本英語に戻ってしっかりと
基本を固めるところからスタートしてください。


逆に、TOEIC の問題を熟知している場合は物足りないと思うので
ハイレベルの参考書をあたった方がいいでしょう。


また、「でる 1000」を使いこなせていて
しっかり頭に入っている方もオススメはしません。

「金の文法」と「でる 1000 」の構成はほぼ同じなので、
追加でやってみたいという方でなければ
わざわざ購入する必要はないでしょう。

おわりに

今回は、参考書レビューということで

TOEIC L&R TEST 出る問特急「金の文法」

について色々と書いていきました。

「金の文法」は、TOEIC の入門者から中級者まで
幅広くオススメ出来るかなりの良書です。

特に、どんな問題が出るのかあまり知らない方にとっては
かなり効果があるのではないでしょうか?

それでなくとも、
頻出文法をひと通り確認したいと思ったときでも
そのコンパクトさで十分カバーできます。

もし、オススメに当てはまっていれば
是非とも使ってみてください!

それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!

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