えっ!? there is 構文って倒置文だったの!?
![](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2021/12/ceta-300x300.png)
Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は「there is 構文」をテーマに、
いろいろ実験していこうと思います。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
there is 構文は「~がある」って意味だよね?
そうですね!
この 「there is 構文」は中学あたりで習いますし、
訳自体もそれほど難しくありません。
しかしながら、この「there is 構文」は
中学で習う範囲の中ではかなり特殊な部類に入るのです。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
えっ!? there is 構文って特殊なの!?
なぜ、 there is 構文が特殊と言えるのでしょうか?
その謎に迫っていきたいと思います。
この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。
是非とも最後までご覧くださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
There is 構文の基本事項
それでは早速、
There is 構文について見ていきたいと思います。
There is 構文は「存在」を表す際に用いられ、
「~がある」「~がいる」といった感じに訳します。
例文を見てみましょう。
There are some ladders leaning against the wall.
(壁に寄りかかっているハシゴがいくつかある)
There is や There are を見ただけでも、
「何かが存在する」ということが伝わりますね!
こういったことから、
there is 構文は「存在文」とも呼ばれています。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
Part 1 に出てきそうな例文だね!
そうですね!
There is 構文 (存在文) は TOEIC の Part 1 でよく聞くので
しっかりとおさえておきましょう!
「There is 構文」は特殊?
一見何の変哲もなさそうな There is 構文ですが、
実は、注意をしなければならないところがあります。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
そういえば、 There is 構文って特殊なんだよね? それが注意しなければならないこと?
そうですね!
その There is 構文がなぜ特殊なのか
謎解きをしていきましょう。
there は主語ではない!?
「there is 構文」は、文型からすると
主語が「there」になっているように見えます。
しかしながら、実際のところ
「there」は主語ではありません。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
えっ!? それってホント!?
これが there is 構文 (存在文) の
大きな特徴で
中学の範囲で習う文法の中で「特殊」
と言えるかと思います。
さきほど挙げた例文を
もう一度見てみましょう。
There are some ladders leaning against the wall.
(壁に寄りかかっているハシゴがいくつかある)
「there」が先頭に現れる文章は、
「there + 動詞 + 名詞」という形をしていると思いますが
実はこの形になると文の構造が変わります。
この時の主語は、「there」ではなく
動詞の後に続いている 「名詞」になります。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
この例文で言うと ladders になるってこと?
そうですね!
すなわち、There is 構文は
いわゆる「倒置文 (there V S)」 なのです。
一般的な倒置文は「疑問文」なのですが、
この There is 構文も「倒置文」だったんですね…!
there には「そこに」という副詞の意味がありますが、
there is 構文で使う時にはその意味が失われます。
ですので、 there is [are] は
単純に「~がある」と訳せば問題ありません。
「情報構造」からのアプローチ
今度はこの there is 構文を
「情報構造」という観点からアプローチしていこうと思います。
There is 構文の情報構造については、
古いほうから新しいほうへ! 情報構造という考え方 前編
に詳しく記してありますので、
ここでは簡単に説明します。
「情報構造」というのは、
次のような考え方です。
情報は「旧情報」と「新情報」に分かれていて、
文章における情報は 「旧情報 ➡ 新情報」 という流れになっている
これを踏まえて、
例文を見てみましょう。
There are some ladders leaning against the wall.
(壁に寄りかかっているハシゴがいくつかある)
英文は「旧情報 ➡ 新情報」 という流れになっているので、
この場合の「新情報」は some ladders ~ の部分です。
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
「新情報」だから、聞き手がそのことを知らないと予想して言っているのかな?
そうですね!
There is 構文は、今話している話題の中で
聞き手が知らないと予想される「新情報」について
話したいときに役に立ちます。
もし、some ladders ~ から始めた場合
some ladders が「旧情報」になるので
聞き手が知っている前提で話していることになります。
前にハシゴの話題が出ていない限り
「え?ハシゴ? そのハシゴって何のこと?」と
混乱してしまいますので注意しましょう。
There is 構文と同じようにとる動詞
There is 構文のように
「There + 動詞 + 名詞」の形をとる動詞は
be 動詞以外にもあります。
以下の表にまとめましたので、
ご確認ください。
英単語 | 意味 |
---|---|
There is[are] S. | S がある、S がいる |
There exsit(s) S. | S が存在する |
There lived S. | S が住んでいた |
There lie(s) S. | S が横たわっている |
There remain(s) S. | S が残っている |
There happened S. | S が起こった |
「There + 動詞 + 名詞」の形は
be 動詞以外に
「出現」「存在」「発生」を表す動詞
でもとることができます。
ただし、There is[are] S. とは異なり
これらの動詞は「文語的」な表現になります。
ですので、
「There is 構文を取れる動詞は他にもあるんだな」
という認識程度で問題ないかと思います。
おわりに
今回は「There is 構文」
について見ていきました。
中学の時に丸暗記で覚えていた There is 構文が
実は特殊な文だったというのには
結構驚いたのではないでしょうか?
そんな 特殊な There is 構文ですが、
TOEIC Part 1 ではよく聞きますので
しっかりとおさえておきましょうね!
「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」 …etc
もし、この記事が気に入ったと感じましたら
下にあります「GOOD ボタン」を
押していただけるとありがたいです!
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
![セータ君](https://www.ceta-clefdelph-jikkenki.com/toeic-jikkenki/wp-content/uploads/2020/10/ceta-up3-e1601885987991-300x300.png)
GOOD ボタンはこのすぐ下だよ!もちろん「この記事を見た」ということだけでも大歓迎!ぜひお気軽にポチっとしてね!
コメント