TOEIC Part 5 の練習問題にトライ!
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Hello everyone!
ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!
今回は TOEIC Part 5 攻略ラボ と称して
「TOEIC Part 5」の練習問題をやってみたいと思います。
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おっ! Part 5 の練習問題をやるんだね!
この TOEIC Part 5 攻略ラボは、
実際の試験に近い形式の問題解説を提供して
スコアアップをサポートしたいと思います。
この記事の構成は次のようになっています。
- ウォーミングアップ問題
10 ワード前後の簡潔な問題文で 2 択式 (TOEIC 初心者向け)
- 実践問題
TOEIC の問題形式に近い問題文で 4 択(TOEIC 初級者~中級者向け)
- 解答と解説
ウォーミングアップ問題と実践問題の解答と解説。必要に応じて、全体を通して問題を解くときのポイントや注意点も解説。
- 今回のピックアップ
ウォーミングアップ問題と実践問題の問題文の中から、他の文法事項や重要単語をピックアップして深掘り
TOEIC Part 5 の練習問題で英語力を飛躍的に向上させたい方は
是非とも取り組んでスコアアップにつなげてくださいね!
それでは始めていきましょう!
Now let’s start!
TOEIC Part 5 演習問題
ウォーミングアップ問題:短い文で基本を確認
まずはウォーミングアップとして、
短くてシンプルな文から始めていきましょう。
TOEIC 初心者向けの問題です。
The museum ___ we visited yesterday was very interesting.
(A) where
(B) which
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どっちが正解かな?
実践問題:TOEIC 形式で実力を試す
今度は、実際の TOEIC 形式に近い問題を出題していきます。
TOEIC 初級者から中級者あたりを想定しています。
We received applications from several ambitious candidates, few of ___ had the required experience in our specialized field.
(A) whose
(B) whom
(C) which
(D) them
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TOEIC の問題形式みたいだね! どれが正解かな?
解答や解説へ行く前に、
解答だけでなく、日本語訳や
その解答にいたった理由をあらかじめ用意しながら
解答・解説を見てください。
何も考えずに解答解説を見るよりも
ずっと自分の力になります。
解答と解説
それでは、解答解説へ移っていきたいと思います。
ウォーミングアップ問題
The museum ___ we visited yesterday was very interesting.
(A) where
(B) which
正解 : (B) which
日本語訳: 私たちが昨日訪れた美術館はとても興味深かった
解説
文の途中に空欄があって
その選択肢に「where」と「which」がありますね。
ということは、これは正しい関係詞がどれかを
問う問題であることが分かります。
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関係代名詞とか関係副詞があったよね?
そうですね!
詳しくは
関係代名詞の基本を総整理! イントロダクション編
に記してありますが
ここでは簡潔に説明していきます。
関係詞は「文を使って名詞を詳しく説明する」
というものです。
これだけではピンとこないと思うので
まずは日本語で説明していこうと思います。
問題文では、
次のようなところで関係詞が使われています。
私たちが昨日訪れた美術館
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名詞が「美術館」で、それを「私たちが昨日訪れた」で詳しく説明しているね!
そのとおりです!
「美術館」だけでも通じますが、
どんな美術館かを文で詳しく説明したいときに
この関係詞というものを使います。
日本語では、名詞を文で詳しく説明するために
次のような順番にすると思います。
名詞を詳しく説明する文 + 名詞
一方、英語では日本語とは違い
次のような順番で名詞を詳しく説明します。
名詞(先行詞) + 関係詞 + 名詞を詳しく説明する文
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英語は、日本語と違って、「詳しく説明する文を名詞の後ろに置く」んだね!
関係詞が分からないという方は、
この辺りで混同している可能性があります。
まずは、「詳しく説明する文は名詞の後ろに置く」
という関係詞の初歩的な使い方を
しっかりおさえておきましょう。
これを踏まえた上で、
関係詞の解き方とともに
今一度問題文を見てみます。
The museum ___ we visited yesterday was very interesting.
(A) where
(B) which
問題文を見て関係詞の問題であると分かったら
先ほど見た、この関係を思い浮かべてください。
名詞(先行詞) + 関係詞 + 名詞を詳しく説明する文
問題を解く初手として、
空欄の前にある名詞(先行詞)と
空欄の後にある先行詞を説明する文を特定します。
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この場合は、先行詞は「museum」で、先行詞を説明する文は「we visited yesterday」かな?
そうですね!
その次は、この説明文が完全文か不完全文かを確認します。
簡単に言うと、
説明文の中に文の要素(主語・述語動詞・目的語)が
しっかりと揃っているかどうかを確認するという事です。
その手掛かりをつかむ第一歩として
説明文の中にある動詞に注目します。
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えーと、この場合は「visited」かな?
そうですね!
「visited」は他動詞なので目的語が必要ですが、
この説明文ではその目的語が欠けています。
そのため、この説明文は不完全文であることが分かりました。
The museum ___ we visited * yesterday was very interesting.
※ visit は他動詞だが、 * の部分にあるはずの目的語がない
そして、その欠けている目的語は関係代名詞となって、
説明文の先頭に持っていかれた後だと推測することができます。
よって、空欄には
この「museum」を指す関係代名詞が必要である
ということが分かります。
選択肢を見てみると、
where は場所を表す関係副詞、
which は人以外を指す関係代名詞なので
このなかで関係代名詞に当てはまるのは
(B) which ということになります。
関係詞を解く簡単なポイントは
次のようになります。
- 問題文の途中で who や which, where などの選択肢に注目し、関係詞を問う問題であることを確認
- 空欄の前後の先行詞・先行詞を説明する文を区別
- 先行詞を説明する文の中に文の要素(S,V,O)が揃っているか確認
- 不完全文(揃っていない) : 関係代名詞
- 完全文(揃っている) : 関係副詞
- 先行詞の種類を識別する
- 関係代名詞
- 人 : who,whose
- 人以外 : which,whose
- 関係副詞
- 場所 : where
- 時 : when
- 関係代名詞
関係詞には他にもあって、
先ほど挙げた解き方には
当てはまらないことがありますが
関係詞を解くための初歩的なところですので
まずはこれだけを最初におさえてください。
実践問題
We received applications from several ambitious candidates, few of ___ had the required experience in our specialized field.
(A) when
(B) whom
(C) which
(D) where
正解 : (B) whom
日本語訳: 私たちは数多くの意欲的な応募者から応募を受け取りましたが、そのうちのほんの一部しか私たちの専門分野で必要な経験を持っていませんでした。
解説
こちらも選択肢に関係詞が並んでいるので
正しい関係詞を選ぶ問題です。
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空欄の前にカンマがついてるから、非制限用法かな?だけど、ボクが知ってる形じゃないよ?
この実践問題では、
関係代名詞が非制限用法で使われている
という事は合っています。
関係代名詞でよく見る非制限用法というのは
「 ,関係代名詞」という形ではないでしょうか?
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そうそう!その形なら結構見かけるよ!
ただ、今回の実践問題で使われている非制限用法は
「,不定代名詞 of 関係代名詞」という形になっています。
一見、関係代名詞がヘンに使われているように
感じるかもしれませんが文法的には合っています。
ある程度関係代名詞を勉強している方は、
こういう形を見たことがあるのではないでしょうか?
これを踏まえてもう一度問題文を見てみましょう。
「,不定代名詞 of 関係代名詞」の形をとるので、
関係副詞の (A) when と (D) where は
除外されます。
We received applications from several ambitious candidates, few of ___ had the required experience in our specialized field.
(A) when
(B) whom
(C) which(D) where
あとは普通の関係代名詞と同じ要領で見ていけば
解けるようになります。
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空欄の前の先行詞は「candidates」で、それを説明している文がカンマ以降ってことかな?
その通りです。
先行詞を見てみると candidate は人を表します。
よって、人を表す関係代名詞にあたる
(B)whom が正解になります。
乱暴ではありますが、
「,some of ___ や ,most of ___ のような
不定代名詞 + of + 関係代名詞の形が出てきたら
whom か which」
といった感じでやっても正解は導けるので、
これだけでもおさえておきましょう。
今回のピックアップ
ここでは、先ほど解いた
ウォーミングアップ問題および実践問題の中から
単語や文法事項をピックアップして深掘りしていきます。
今回ピックアップするものは
感情に関係する動詞と分詞
です。
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ウォーミングアップ問題の interesting のこと?
そうですね!
このあたりは高校で詳しく勉強すると思いますが、
英語に慣れていない方にとっては
他の単語にはない性質なので
ややこしく混同するケースが多いです。
ここで今一度、ややこしい性質を整理して
理解を深めていきましょう。
まずは、感情に関係する動詞の
基本的な性質からスタートしていきます。
その基本的な性質とは次のようなものです。
「何かが人々に感情を引き起こす」
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他の単語にはこういう性質ってあんまり見かけないよね!
そうですね!
これが感情に関係する動詞と分詞の
大きな特徴ですので
しっかりとおさえておきましょう。
これだけでは分からないと思いますので、
一つ例を出してみます。
This movie excites me.
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excite が動詞で使われているけど、確か「興奮する」って意味だっけ?
うーん…ちょっと惜しいですね。
このあたりがややこしくて
混同しがちなポイントです。
ここでもう一度、
感情に関係する動詞の基本的な性質を
確認していきましょう。
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確か「何かが人々に感情を引き起こす」だよね?
そうですね。
例文の場合、
「映画が私に興奮という感情を引き起こす」
という意味にする必要があります。
ということは、
「映画が興奮する」という文章では意味が合わない
というのが分かるかと思います。
つまり、「興奮する」ではなく「興奮させる」
とするのが正解です。
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なるほど!そう考えるんだね!
なので、基本的には
「興味深くさせる」「驚かせる」
「喜ばせる」「困惑させる」
といった感じに
感情に関係する動詞は「~させる」と訳す
と覚えておきましょう。
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それじゃあ、「私が興奮した」という表現はできるの?
はい。
この場合は 、I am excited. のように
「何かによって私は興奮という感情を引き起こされた」
という感じの受動態にして感情に関係する動詞を
過去分詞にすれば表現できます。
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「エキサイティング」って日本語でも使うから、 I am exciting. なんて言っちゃいそうだけど、これは間違ってるの?
文法的には間違ってはいませんが、意味が変わってきます。
現在分詞の exciting にすると
「人々に興奮を与える性質のある」というニュアンスになります。
これを訳すと
「私は人々に興奮を与える性質のある人です」
という意味になります。
これはどういうことかというと、
自分自身が何か特別な、魅力的な特性や能力を
持っているという意味になるという事です。
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全然違う意味になったね!
なので、使い方に気を付ける必要があります。
他にもこういった性質のある単語がありますので
すぐ下の表に簡単にまとめました。
動詞 | 現在分詞 | 過去分詞 |
---|---|---|
amaze (びっくりさせる) |
amazing (びっくりさせるような) |
amazed (びっくりした) |
bore (退屈させる) |
boring (退屈させるような) |
bored (退屈した) |
disappoint (失望させる) |
disappointing (失望させるような) |
disappointed (失望した) |
excite (興奮させる) |
exciting (興奮させるような) |
excited (興奮した) |
interest (興味を持たせる) |
interesting (興味を持たせるような) |
intersted (興味がある) |
please (喜ばせる) |
pleasing (喜ばせるような) |
pleased (喜ぶ) |
satisfy (満足させる) |
satisfing (満足させるような) |
satisfied (満足した) |
surprise (驚かせる) |
surprising (驚かせるような) |
surprised (驚いた) |
tire (疲れさせる) |
tiring (疲れさせるような) |
tired (疲れた) |
ほかの感情に関係する動詞や分詞も
同様の性質を持っていますので
随時追加で覚えてください。
ここまでをまとめると、
次のようになります。
感情に関係する動詞や分詞
基本的な性質 : 「何かが人々に感情を引き起こす」
基本的な訳 : 「~させる」
- モノやコトが人々に感情を引き起こすので、主語は通常「モノ」「コト」
- 人の場合、「その人(主語)が人々に感情を引き起こす」というニュアンス
- 人を主語にしてその人自身の感情を表すときは「受動態」にする (~させられる)
このように、
「感情に関係する動詞や分詞」は
他にはないややこしい性質を持ちますので、
しっかりとおさえておきましょう。
まとめ
ウォーミングアップ問題や実践問題
今回のピックアップで、
おさえておいてほしい単熟語や慣用表現
解くときのポイントや注意点をまとめておきます。
今回の振り返りとしてお役立てください。
単語・熟語・慣用表現
- ウォーミングアップ問題
museum 【名】美術館
interesting 【形】興味をひかせるような
- 実践問題
application 【名】応募用紙
ambitious 【形】野心のある
candidate 【名】候補者
experience 【名】経験
specialized field 【慣】専門分野
解くときのポイント・注意点
- 問題文の途中で who や which, where などの選択肢に注目し、関係詞を問う問題であることを確認
- 空欄の前後の先行詞・先行詞を説明する文を区別
- 先行詞を説明する文の中に文の要素(S,V,O)が揃っているか確認
- 不完全文(揃っていない) : 関係代名詞
- 完全文(揃っている) : 関係副詞
- 先行詞の種類を識別する
- 関係代名詞
- 人 : who,whose
- 人以外 : which,whose
- 関係副詞
- 場所 : where
- 時 : when
- 関係代名詞
おわりに
今回は TOEIC Part 5 攻略ラボ と称して
「TOEIC Part 5」の練習問題をやりましたね。
2 問とも正解できましたでしょうか?
間違えたところや曖昧なところはしっかりと復習して
Part 5 を得意にしてくださいね!
これからも、こういった練習問題は
どんどん投稿していきますので
どうぞお楽しみに!
「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」 …etc
もし、この記事が気に入ったと感じましたら
下にあります「GOOD ボタン」を
押していただけるとありがたいです!
それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!
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