準動詞は「動詞」じゃない!? 不定詞、動名詞、分詞を簡単に整理してみた

TOEIC

準動詞って「動詞」じゃないの?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ)です!!

今回は、「準動詞」にスポットを当てて
いろいろ実験していきたいと思います。

セータ君
セータ君

「準動詞」? 初めて聞くけどなにそれ?


おそらく、聞いたことがないというのが
大半だと思います。

今回は、そんな「準動詞」にスポットを当てて
簡単に整理してみたいと思います。

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。


  • 準動詞とは何か
  • 準動詞の種類(不定詞・動名詞・分詞)
  • なぜ「準動詞」と呼ばれているのか


是非とも最後までご覧くださいね!


セータ君
セータ君

今回は、整理ということで簡単に書いていくよ!各文法についてはすぐ下の「関連記事」をチェックしてね!


それでは、始めていきましょう!
Now let’s start!

準動詞ってなに?

それでは、改めて準動詞について見ていきましょう。

準動詞は、不定詞・動名詞・分詞の「総称」です。

セータ君
セータ君

あ! それだったら聞いたことがあるよ!

中学高校で不定詞・動名詞・分詞については
すでに習っていますが、

「準動詞」という言葉自体は中高では
あまり聞かないかと思います。

まずは、これだけでも抑えておきましょう。

準動詞は、不定詞・動名詞・分詞の「総称」である。

準動詞は「動詞」ではない!

名前に「動詞」という言葉を含んでいるので、
動詞の仲間なのかと思う方もいるでしょう。

しかしながら、準動詞は
動詞とは似て非なるものです。

セータ君
セータ君

えっ!? 準動詞は「動詞」じゃないの!?



準動詞は、述語(V)としての
動詞にはなれないのです。

いったいどういうことなのでしょうか?
不定詞・動名詞・分詞それぞれ見ていきましょう!

不定詞

不定詞というと 「to 不定詞」が
定番ではないでしょうか。

思い出していただきたいのですが、
不定詞には次の 3 つの用法があります。

  • 副詞的用法:「~するために」
  • 名詞的用法:「~すること」
  • 形容詞的用法:「~するための」



セータ君
セータ君

用語が苦手なら「副詞っぽい使われ方」「名詞っぽい使われ方」「形容詞っぽい使われ方」と言い換えてもいいかも!その 3 つの使われ方が不定詞にあるってことだね!



良く見ると、動詞的用法というのは
どこにも見当たりませんし、
そもそも聞いたことがないと思います。


ここまでをまとめると、
次のようになります。

不定詞(to + 動詞の原形)は、動詞「そのもの」として使用することができないが、副詞・名詞・形容詞として使用することができる


動詞が使われているのに動詞じゃないというのは
結構ややこしいですね。


セータ君
セータ君

基本的な不定詞に関する記事は、すぐ下の「あわせて読みたい」をチェック!




この調子で次を見ていきましょう。

動名詞

動名詞は「動詞の原形 + ing」で表すことができ、
名前の通り、名詞として使うことができます

「~すること」と訳す通り

「~する」という動詞に、
「こと」という名詞がくっついているので

動名詞を動詞そのものとして
使用することはできません。

動名詞(動詞の原形 + ing)は、動詞「そのもの」として使用することができないが、名詞として使用することができる


不定詞も動名詞も、「~する」と動詞で終わらず
「こと」や「ために」、「ための」といった言葉を
追加しているのが分かります。

この追加している言葉が、動詞の意味を含んだ
名詞・副詞・形容詞に変化
していますね。

だんだんと準動詞が動詞でないという感覚
掴めてきましたでしょうか?

これから紹介する分詞についても
同様のことが言えると思います。

セータ君
セータ君

基本的な動名詞に関する記事は、すぐ下の「あわせて読みたい」をチェック!


分詞

分詞には次の二つがあります。

  • 現在分詞 : 「~している」 (進行、未完了)
  • 過去分詞 :「~された」(受身)、「~した」(完了)


「~している〇〇」
「~された〇〇」

といった感じで訳すと思いますが

〇〇の部分を説明しているので、
分詞は動詞の意味を含んだ形容詞になります


セータ君
セータ君

あれ? 分詞といえばもう一つあるよね? 分詞構文っていうのなかった?


おっと! そうでしたね!

分詞を使って、時や理由、結果など
副詞のように使いたい場合には
分詞構文を使います。

主な訳としては
次のような感じになるかと思います。

  • 「~したので、SV」
  • 「~するとき、SV」
  • 「SV 、(その結果)~」


ご覧の通り、
SV (文) に補助的な説明をしていますね。


補助的に説明しているだけなので、
分詞構文がなくても文自体は成立します。

セータ君
セータ君

「寝坊したので、電車に乗り遅れた」という文なら、前半の文がない「電車に乗り遅れた」ってだけでも文としては成立しているね!


こういった補助的な説明をつけることができるのは、
副詞であるということが分かります。

よって、
分詞構文は「動詞の意味を含んだ副詞」になります

「とても早い」の「とても」のように
単語単位での副詞であれば分かりやすいのですが、

この分詞構文は文単位で副詞の役割をしているので、
複雑になっています。

まとめると
次のようになります。

分詞は、動詞「そのもの」として使用することができないが、現在分詞・過去分詞なら形容詞として、分詞構文なら副詞として使用することができる

セータ君
セータ君

基本的な分詞と分詞構文に関する記事は、すぐ下の「あわせて読みたい」をチェック!



準動詞の「準」って何?


セータ君
セータ君

そういえば思ったんだけど、準動詞の「準」っていったいどういう意味なんだろう??



いい質問ですね!
せっかくなのでお答えしようと思います。

「準」という言葉を調べてみると
次のようになります。

[接頭]名詞に付いて、それに次ぐものであること、それに近いもの、あるいはそれに近い取り扱いを受けることなどを表す。「―優勝」「―会員」

goo 辞書


これを踏まえると、準動詞は

「動詞に近いもの」

ということができそうです。

準動詞はいずれも動詞の意味を含んでいるので
動詞に近いのですが、動詞そのものとしては使えず
名詞・形容詞・副詞として使えます。

おわりに

今回は「準動詞」について
見ていきました。

最後に「準動詞」である
不定詞、動名詞、分詞を簡単な表にまとめると

以下のようになります。

  名詞 形容詞 副詞
不定詞 (to V)
動名詞 (V-ing) × ×
分詞 (V-ing,p.p) × 〇(分詞構文)

 


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というわけで、今回はここまで!
また次回お会いしましょう!!

See you next time !
Bye-bye!

セータ君
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