イコールの関係? 第二文型(SVC)で使われる動詞を総整理

文型

SVC で使われる動詞ってどんなのがあるのかな?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!


今回は「第二文型」について
いろいろ実験していこうと思います。

セータ君
セータ君

第二文型ってたしか、 SVC だったよね?



そうですね!

第二文型は主語と動詞、そして補語の 3 つからなる
基本 5 文型の一つです。

その第二文型について軽く説明をしながら
使われる動詞がどんなものがあるのか
見ていきたいと思います。

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。

  • 第二文型(SVC)はどんな文型なのか
  • 第二文型で使われる動詞の意味の傾向とそれらをグループにした単語


是非とも最後までご覧くださいね!



今回この記事で紹介する動詞は、
実はこんなことが分かる! 5 文型に潜む大きなメリットとは
のシリーズ第二弾です。


前回の第一弾
存在?移動? 第一文型(SV)で使われる動詞を総整理
を見ていない方は、そちらも併せてご覧ください。


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

第二文型とはそもそもどんな文型か?

まず、第二文型について確認しておきましょう。

第二文型は、主語・動詞・補語からなる
基本 5 文型の一つです。

いわゆる SVC と呼ばれるもので
「S は C である」または「S は C になる」
といった感じに訳します。

I am a salesperson.(私は販売員です)
My dream came true. (私の夢は叶った)


補語(C)には、「形容詞」「名詞」
または「その品詞のカタマリ」が入り
「S=C」という関係が成り立っています


そして、この第二文型で成り立つ動詞を
「不完全自動詞」と呼びます。

セータ君
セータ君

あれ?SV の自動詞とどう違うの?


では、この辺りを少し詳しく説明します。

存在?移動? 第一文型(SV)で使われる動詞を総整理 では
SV で使われる動詞を「自動詞」と記しましたが、
もう少し厳密に言うと「完全自動詞」と言います。

この完全・不完全という言葉は何が違うのかというと、
「補語が必要かどうか」という至ってシンプルなものです。

セータ君
セータ君

つまり、補語が必要なら『不完全』、必要でなかったら『完全』ってことでいいの?



その通りです!

ここでお気づきになるかもしれませんが、

関係詞で登場する「完全 / 不完全」とは
別の意味で使われています


関係詞での「完全 / 不完全」は
「文の要素が揃っているかいないか」
使い分けているのです。

セータ君
セータ君

へぇ~! 文型と関係詞で使われる「完全 / 不完全」の意味は違うんだね!


まとめると次のようになります。

  • 文型での「完全・不完全」
    補語が必要かどうか

  • 関係詞での「完全・不完全」
    文の要素が揃っているかいないか


学習を進めていくうちに混同してしまうことがありますので、
しっかりと区別できるようにしておきたいところです。


ここまでが、第二文型のおおまかな説明です。
基本的かつ重要なことですのでしっかりおさえておきましょう。

SVC で使われる動詞

それでは、ここから SVC で使われる
動詞を紹介していきます。

実はこんなことが分かる! 5 文型に潜む大きなメリットとは
で紹介したものを SV だけもう一度確認すると、
次の表になります。

 

文型 傾向が強い意味
SVC 定義・状態【S は C である】
 - 継続【~のままである】
 - 五感【~に見える、~に聞こえる etc】
変化した結果【S が C になる】 

 

順番に見ていきましょう。

定義・状態系

まずは、定義・状態系の動詞から見ていきます。
主に「S は C である」と訳し、

「S はどういうものか(定義)」
「S はどういう状態か(状態)」

ということを表します。

最初に学習する be 動詞は
この第二文型の定義に当てはまると思いますが、

その他に

「~のままでいる」という「状態の継続」
「~のように見える」「~に聞こえる」といった
「五感」を表す動詞もこのグループに入ります。

 

動詞 意味 備考
be ~である 「~にいる」は SV
remain ~のままである  
stay ~のままである  
keep ~のままである C に名詞が使えない
seem (主観的に) ~のようだ to 不定詞も可
C が名詞の場合 to be/ like が必要
appear 【seem よりかたい】~のようだ to 不定詞も可
C が名詞の場合 to be が必要
look (外見、客観的に) ~のようだ C が名詞の場合 like が必要
sound ~のように聞こえる C が名詞の場合 like が必要
feel ~の感触がする C が名詞の場合 like が必要
smell ~の匂いがする C が名詞の場合 like が必要
taste ~の味がする C が名詞の場合 like が必要

 

セータ君
セータ君

五感の動詞は、ややこしいルールがあって混乱しそうだなぁ…。


そんな時は、簡単な文を作って何回か声に出して
口になじませる
といいかと思います。

How does it taste?
– It tastes delicious.

What does it taste like?
-It tastes like chicken.


「C が名詞の場合は like が必要」
と文で覚えるより

それを使った簡単な例文で口になじませておいたほうが、
後で思い出しやすくなります。

セータ君
セータ君

たしかに、It tastes like chicken. から覚えたら、「C が名詞の場合は like が必要なんだな」っていうのは作った例文から分かるよ!


ややこしいものに出会った場合は
ぜひとも取り入れてみてください!

変化系

次は変化系の動詞を見ていきましょう。

その名の通り、
「S は C になる」といった感じに訳します。

日本語では「~になる」といっても、
英語ではどんな状態になるのかによって
使い分けが必要になってきます。

 

動詞 意味 備考
become (時間をかけて) ~になる  
get (ある状態へ移行して) ~になる C には名詞を置くことができない
grow (時間をかけて、成長して) ~になる C には名詞を置くことができない
turn (全く違うもの・状態へ) ~になる  
come (本来の状態に近づいて) ~ になる  
go (本来の状態から離れて) ~ になる 良くない状態になる
fall (活動が停止・減少する状態へ) ~になる  
prove (調べた結果) ~であることが分かる  
turn out (ふたを開けたら) ~ であることが分かる  

 

セータ君
セータ君

「~になる」の動詞ってこんなにあるんだね!

おわりに

今回は 「第二文型で使われる動詞」について
紹介していきました。


第二文型で使われる動詞は紹介したもの以外にもありますので、
同じような意味の第二文型で使用される動詞を見つけたら
各自で適宜追加をして覚えていってください。

第二文型で使用される動詞が紹介したグループ内に
すべて分類されるわけではありませんが、

その点を理解していれば
「文型で意味が推測できる」というメリットはとても大きいです。

大変そうに見えますが、同じ意味ごとにグルーピングを行い
セットで覚えたほうが丸暗記よりもはるかに効果的です。

連想とグルーピングをうまく使いこなして
効率よく単語を覚えていってくださいね!

「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」
…etc

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というわけで、今回はここまで!
また次回お会いしましょう!!

See you next time !
Bye-bye!

セータ君
セータ君

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