まとめて覚えよう! 優劣比較を使った慣用表現 Part 1

優劣比較の慣用表現はどんなのがあるのかな?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「比較」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。

セータ君
セータ君

確か、as とか -er, -est みたいなものを使うんだよね?


そうですね!

長い単語の場合は
more, most を付け加えたり

better, best や worse, worst みたいに
不規則な変化をするものもあります。


英語では、これらを駆使しながら
次の 3 つの方法で比較を表現します。

  • A と同じくらい … だ
  • A より … だ
  • A の中で一番 … だ


今回の記事では、比較シリーズ第 7 回として
優劣比較の慣用表現を見ていきます。

優劣比較の慣用表現は
気を付けなければいけない構文が多いので
さらに何回かに分けていこうと思います。

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。

  • 優劣比較を使った慣用表現(その 1)


是非とも最後までご覧くださいね!



また、比較はシリーズとして投稿しておりますので
チェックしてみたい方は下のボタンから飛ぶことができます


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

目次

優劣比較の慣用表現

早速ですが、優劣比較の慣用表現を
色々と見ていきましょう!

The 比較級 ~, the 比較級 …

「~すればするほど、…だ」という意味の慣用表現ですね。

~ と … には SV と続いていきます。

The more I studied English, the more interesting I found it.
(英語を勉強すればするほど、面白くなってきた)


単に SV… と続いているように見えますが、
これには元の文があります。


元の文はどうなっているか分かりますでしょうか?


セータ君
セータ君

あれ?これに元の文ってあるの?


慣用表現とはいえ、元の文が分かると
キッチリ使いこなすことが出来るようになります。

「the + 比較級」から元の文に戻す
簡単な流れとしては次の通りです。

  • 「the 比較級」に注目する
  • the を取り除いて「原級」に書き変える
  • 原級に書き換えた単語が文の中でどこに当てはまるのか探す



では、具体的にどうすればいいのか
次の例文を使いながら順番に説明していきたいと思います。

The more I studied English, the more interesting I found it.
(英語を勉強すればするほど、面白くなってきた)


「the + 比較級」に注目する

まずは、 「the + 比較級」に注目しましょう

The more I studied English, the more interesting I found it.
(英語を勉強すればするほど、面白くなってきた)


例文の前半は The more 、後半は the more interesting に注目します。

interesting は more をつけるタイプですので
the more interesting までしっかりと見てくださいね!

セータ君
セータ君

あっ、そうだった。危うく見逃すところだったよ…。


the を 取り除いて「原級」に書き換える

その次に、 the を取り除いて「原級」に書き換えます。

不規則変化をする単語や more が付く単語を原級にするときには
注意しましょう。


[much/ a lot] I studied English, [interesting] I found it.
(英語を勉強すればするほど、面白くなってきた)


セータ君
セータ君

これで完成? なんかまだ違和感があるけど…?


これでまだ完成ではありません。

これから移動させるので、
それらを便宜上 [ ] でくくっています。

原級に書き換えた単語が文の中でどこに当てはまるのか探す

最後に、原級に書き換えた単語が
文の中でどこに当てはまるのか
を探します。

[much/ a lot] I studied English, [interesting] I found it.



例文では、

一文目の much もしくは a lot が
I studied English のどのあたりに入りそうか

二文目の interesting は
I found it のどのあたりに入りそうか

というのを考えます。

セータ君
セータ君

一文目の much (a lot) は副詞だから一番最後に入りそうかな? そうすると I studied English much. とか I studied English a lot になりそうだね。




そうですね!
それでは、二文目はどうなりそうですか?


セータ君
セータ君

あっ! この found って 第五文型をとれる動詞だからこの interesing は C になりそうだね! という事は I found it interesting. かな?



その通りです!


そして、今踏んだこれらの手順を逆にすることで
「The 比較級 ~, the 比較級 … 」の文が出来上がります。

その手順を簡単にまとめると
次のようになります。


  • 「~すればするほど、…だ」の意味にしたい形容詞・副詞を比較級に変える
  • 変えた比較級を前に出して、比較級の前に the を付け加える



単に SV だけ丸暗記してしまうと、
二文目の I found it の it を忘れてしまう
なんてことがありますので気を付けましょう!

セータ君
セータ君

元の文を考えてから作った方が確実だね!




また、「the + 比較級」の構文で主述の部分は、
よく省略や倒置が起こることがあります。

The sooner, the better.
(早ければ早いほど良い。)



「SV がない」と慌てないように、
こちらのパターンもしっかり押さえておきましょう!

(all) the 比較級 for [because]

「~なのでより一層…だ」という意味の慣用表現です。

この the は一見「冠詞」に見えますが、
実は「副詞」なんです。


セータ君
セータ君

えっ!? the って「副詞」の意味もあったの!?



ビックリするかもしれませんが、
ちゃんと「副詞」の意味も載っているんですよ!

1. [形容詞・副詞の比較級の前につけて] それだけ,かえってますます.

2. [相関的に形容詞・副詞の比較級の前につけて比例的関係を示して] …すれば[であれば]それだけ[ますます]

the | Weblio英和辞書


セータ君
セータ君

ホントだすごーい!!


ここでは 1 番での意味になります。

ちなみに、先ほど紹介した「the + 比較級」の the も
「副詞」で、この場合は 2 番での意味になります。

話を戻しまして、早速例文へ行きましょう。

I like him (all) the better because he is sincere.
I like him (all) the better for his sincerity.
(彼は誠実であるがゆえ、ますます好きだ。)



セータ君
セータ君

because は接続詞だから、その後に文が続いてるね! 一方の for は前置詞だからその後に名詞が続いているよ!



そうですね!

このあたりは基本的なことですが、
しっかりと確認していきましょう。

ここでの all は単なる強調なので、
あってもなくても構いません。

ちなみに、これの反対の意味になる

none the 比較級 for [because]
(~だからといって少しも…でない)

もセットで覚えていきましょう。

おわりに

今回は「比較」の第 7 弾として
優劣比較の慣用表現を見ていきました。

どれも見たことがある慣用表現だと思います。

今回の慣用表現はちょっとビックリするような
発見があったのではないでしょうか?

意味や作り方をしっかりとおさえて
正確に意味を理解できるようにしてくださいね!

「勉強になった!」
「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」
…etc

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それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!

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