意味の取り違えに注意! so that 構文と too to 構文を比べてみた

不定詞

so that 構文って too to 構文にも書き換えができるけど、注意が必要みたいだね!

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「that 節」をテーマに、
いろいろ実験していこうと思います。


that 節は実に多くの用法があります。

副詞節になったり、名詞節になったり、
はたまた同格の意味を持ったり。

さらには、その節ごとに多彩な意味があるので
なかなか大変だとは思います。

今回は、前回に引き続いて
副詞節の「程度」「結果」の用法
スポットを当てていきたいと思います。


セータ君
セータ君

前回は so that 構文と such that 構文を比べたよね!


そうですね!

まだ見ていないという方は、
すぐ下の「あわせて読みたい」で
確認することができますのでご覧ください。
▼▼



今回の記事では、その so that 構文を
別視点から紹介していこうと思います。

その別視点からの意味で比べるのが
too to 構文 です。

似ても似つかない構文なのですが、
実は意外と似ている部分があります。

その似ている部分とは一体どういうことなのか
前回と比べながら整理していきたいと思います。

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。


  • too to 構文の基本事項
  • too to 構文から so that 構文に書き換えるときの注意点


是非とも最後までご覧くださいね!


それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

so that 構文

まずは、so that 構文を
軽くおさらいしていこうと思います。


so that 構文の基本事項は
次のようなものです。

  • 構文
    「so + 形容詞[副詞] + that SV 」

  • 意味
    「S が V するほどとても 〇〇 」(程度)
    「とても 〇〇 なので S が V する」(結果)


この構文での so は、「それほど」という意味になり
that 節でどれほどなのかを説明しています。

セータ君
セータ君

「それほど(so) 〇〇 だ ➡ どれほどかというと(that)△△だ」という流れで読むんだよね?


そうですね!

ここまでは前回までの確認です。
きちんと覚えていますでしょうか?

too to 構文

それでは、too to 構文を見ていきましょう!


too to 構文でおさえておきたいものは
次のようになっています。

  • 構文
    「too 形容詞[副詞] + to 不定詞 」

  • 意味
    「〇〇(to 不定詞)をするにはあまりにも △△(形容詞・副詞)すぎる」
    「あまりにも △△(形容詞・副詞)すぎて、〇〇(to 不定詞)できない」



また、 意味上の主語をつけたい場合は for をつけることもできます。

セータ君
セータ君

ということは、 「too △△ for □□ to 〇〇」 の形にもできるってこと?


そうですね!

この性質は、
It ~ to 〇〇 構文と It ~ for … to 〇〇 構文の関係と
同じ印象を受けます。


この構文につきましては
長ったらしいのはNG!? to 不定詞の代わりの it を整理してみた
の記事に記してありますので、併せてチェックしてみてください!



例文を見てみましょう。

  • 形容詞
    This question is too difficult to solve.

    (この問題はあまりにも難しすぎて解けない)
    (この問題を解くにはあまりにも難しすぎる)

  • 副詞
    He spoke too fast for me to understand.

    (彼はあまりにも早く話すので私には理解できなかった)


too には、適切な範囲から外れる「~すぎる」という
ネガティブな意味が含まれています。


よって、too to 構文は普通の文の形にもかかわらず
ネガティブな意味になっています。

混同しないように気を付けましょう!

セータ君
セータ君

これは間違えやすそうだね…

so that 構文に書き換えるときの注意


セータ君
セータ君

そういえば、 too to 構文は so that 構文に書き換えできるんだよね?



その通りです!

ただし、書き換えるときにいくつか注意点があります。

so that 構文に書き換えるときは否定文


too to 構文を so that 構文に書き換えるときは
否定文にする必要があります。

too 一語ですでにネガティブなニュアンスが入っていますので、
so that 構文で書き換えるときは忘れないようにしましょう。

つまり、次のように書き換えることができます。

「too 形容詞[副詞] + to 不定詞 」=「so 形容詞[副詞] that S cannot (can’t) V 」


セータ君
セータ君

so that 構文に書き換えるときの、この cannot (can’t) を忘れないようにしないとね!


目的語の有無に気を付ける

too to 構文において、
文頭の主語と to 不定詞の目的語が同じ場合
to 不定詞の目的語が省略されます。


先ほど使った例文でやってみましょう!

This question is too difficult to solve the question.


文頭の主語の This question と
to 不定詞の the question は同じなので、

to 不定詞のほうの the question は省略されます。

セータ君
セータ君

あ~なるほど! solve って確か他動詞だから次に目的語が来るはずだけど、それがなかったのは省略されているからだったんだ!



そうですね!

そして、これを so that 構文に書き換えるときにも
注意が必要です。

too to 構文で省略されていた
to 不定詞の目的語を復活させます。

  • too to 構文
    This question is too difficult to solve.

  • so that 構文での書き換え(先頭の主語 = to 不定詞の目的語)
    This question is so difficult that we cannot solve it.


so that 構文の that は「接続詞」なので、
しっかりと文で終わらせないといけません


セータ君
セータ君

つまり、so that 構文の that 節は SV なら SV 、SVO なら SVO で終わらせる必要があるってこと?


そうですね!

例文のように 、to 不定詞の目的語が
省略されている場合は気づかないことが多いです。

見落とさないよう、特に気を付けるようにしましょう。


また、これは「先頭の主語と to 不定詞の目的語が同じ」場合なので
何でもかんでも省略されていたり、いつでも目的語を復活させる
というわけではありません。


セータ君
セータ君

「先頭の主語と to 不定詞の目的語が同じかどうか」を見極めるのがポイントだね!


そうですね!
言い換えの時は、そのことを意識してみてください。

too も語順に注意

また、too の語順にも注意しておきたいところです。

先ほどの例文の
This question is too difficult to solve. を

「あまりにも〇〇すぎる△△で~できない」
という言い方にしてみましょう。

セータ君
セータ君

「形容詞+ 名詞」を強調する形にするってことかな?


そうですね!

その形にした文章にすると、
次のようになります。

This is too difficult a question to solve.
(これはあまりにも難しすぎる問題なので解くことができない)


ここで too difficult a question に注目しましょう。
この語順、どこかで見たことがありませんか?

セータ君
セータ君

あっ! a difficult question の difficult が too に持っていかれてるから、 これって前回の so と同じタイプ!?


その通りです!

too も so と同じく「副詞」なので、
後に形容詞か副詞が続かないといけません。

そこでターゲットになったのが、
「形容詞+名詞」のカタマリの中にある形容詞です。

その形容詞を無理やり引っ張ってきて
too の後に置かれた結果、

「too 形容詞 a[an] 名詞」

という特殊な語順になったというわけです。

too も語順が変わる注意すべき副詞として、
頭に入れておきましょう!

おわりに

今回は「so that 構文、 too to 構文」について
見ていきました。

too to 構文の性質をしっかり理解していないと、
反対の意味で書き換えてしまったり
目的語が抜けてしまったりと
いろいろと気を付けるべきところがありましたね。

また、 too にも so と同様に
語順が特殊になることも頭に入れておきましょう!

紛らわしいところもいくつかありますので、
しっかりと整理していってください!

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「役に立った!」
「疑問が解決してスッキリした!」
…etc

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それでは、今回はここまで!
See you next time !
Bye-bye!

セータ君
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